2015年4月の記録

2015年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3807ページ
ナイス数:520ナイス

あっと驚く科学の数字 最新宇宙論から生命の不思議まで (ブルーバックス)あっと驚く科学の数字 最新宇宙論から生命の不思議まで (ブルーバックス)感想
数字だけなら単なる記号の羅列なんだけど、そこに歴史や意味を与えると物語が生じる。それを楽しめる一冊だった。
読了日:4月30日 著者:数から科学を読む研究会
シャバはつらいよ (一般書)シャバはつらいよ (一般書)感想
難病にかかるということは、本当に出口のない状況に陥ったということを感じさせてくれる。また、著者の実体験を通して、難病患者だけじゃなく福祉全般の課題も伝わってくる。本当に有能なライターなんだなと思った。でも、本人してみれば、健康でいて、ミャンマー問題のエキスパートになりたかったんだろうけど。
読了日:4月27日 著者:大野更紗
名もなき毒 (文春文庫)名もなき毒 (文春文庫)感想
こんな事件に巻き込まれるなんて、今後の夫婦のキズナが心配になる。そう言えば、ラスト近くの美知香がソロモンの偽証の後日譚を暗示しているのに気がついた。
読了日:4月24日 著者:宮部みゆき
呆韓論 (産経セレクト S 1)呆韓論 (産経セレクト S 1)感想
感情的な嫌韓とは距離を置いているから、この手の本を読むのは初めて。 内容はネットで見たことがあるノモがほとんどだった。韓国について呆れた話を集めているけど、韓国だけじゃなく日本にも当てはまる内容もいくつかあったと思う。レベルは高くない気がする。ただ、何回読んでもウリジナルは笑える。これに絞った本を出せば良いのに。 それにしても、普通嫌いなら近寄らないのに、これだけ執着するってことは一種の愛があるってことかな(^_^;
読了日:4月22日 著者:室谷克実
肉小説集肉小説集感想
『和菓子のアン』のように美味しくてほっこりした話を集めた短編集と思っていた。 が、最初の『武闘派の爪先』で期待が裏切られた。豚足のねっとり感と骨の感触が残って困った。表現の幅を拡げようとしているのかな。後の方はこれまでのようなほっこり系の話もあったけど。
読了日:4月20日 著者:坂木司
創薬が危ない (ブルーバックス)創薬が危ない (ブルーバックス)感想
従来型の画期的な新薬開発が難しくなってきた。そこで脚光を浴びるドラッグ・リポジショニング説明している。 まだ、課題はあるけど、医療を巡る様々な問題に対処して行くにはドラッグ・リポジショニングは良い手段に見える。
読了日:4月17日 著者:水島徹
骨を彩る骨を彩る感想
派手さはないけど、どの作品も地味に面白い。特に「ハライソ」の二人の関係が今風でリアリティがあるのがよかった。何となくツボにはまったので、他の作品も読みたくなった。
読了日:4月14日 著者:彩瀬まる
信長協奏曲 12 (ゲッサン少年サンデーコミックス)信長協奏曲 12 (ゲッサン少年サンデーコミックス)感想
信長軍の戦線が広がってきたのに、物語の求心力を失わないのはいいな。完全に敵役になっているけど秀吉のキャラが一番気になるんだよなあ。
読了日:4月13日 著者:石井あゆみ
教養としての聖書 (光文社新書)教養としての聖書 (光文社新書)感想
自分がいかに聖書を知らずに西洋史を見てきたのか痛感させられた。たくさんのことを知ることができたけど、キリスト教ユダヤ教を母体にしているのになぜユダヤ教の戒律を守らなくてもよいのかが分かったことが一番印象に残った。
読了日:4月13日 著者:橋爪大三郎
ふたつの星とタイムマシンふたつの星とタイムマシン感想
各話がほんのちょっとずつ関連して連絡短編集になっており、独立した短編集よりも作者の持ち味が活かせているように思える。 また、タイムマシンや人型ロボットなどSFの小道具を使っているけど、作者らしく等距離の生活感を感じるところが好きだ。「友達バッチ」の切なさと、「恋人ロボット」の温かさがお気に入り。
読了日:4月9日 著者:畑野智美
ヒートアップ (幻冬舎文庫)ヒートアップ (幻冬舎文庫)感想
面白かったけど、解説を読んだら『魔女が甦る』を先に読むべきだと知ってちょっとがっかり。『魔女が甦る』を読んで、『ヒートアップ』を読み返そうかな。
読了日:4月8日 著者:中山七里
三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)感想
「鍋屋敷の怪」がお気に入り。二転三転するストーリーのの流れもいいし、馬春の復活と福の助の昇進とシリーズを締めくくるのに相応しい話だった。と、思ったら、まだシリーズは続くんだ(^_^; 馬春の若い頃を描いた特別編も良かった。やっぱり、続きが読みたい。
読了日:4月6日 著者:愛川晶
ニッポンの音楽 (講談社現代新書)ニッポンの音楽 (講談社現代新書)感想
本書が取り上げたミュージシャン達は時代をリードしてきたかもしれないけど、が日本の音楽界の主流だったかには疑問符がつく。でも、何故か著者が選んだ人選に妙に納得してしまう。ぼく自身、大瀧詠一に出会って自分が好きな音楽が分かったので、共感できるんだろうな。
読了日:4月2日 著者:佐々木敦

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