2015年5月の記録

今さらだけど・・・
2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:3065ページ
ナイス数:340ナイス

珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)感想
短編集。どの作品も上手に淹れたコーヒーのような香りを感じるいい話だった。個人的にはシャルルが主役の「午後三時までの退屈な風景」が一番好きかな。ただ、美星バリスタがコーヒー豆を挽くシーンがなく、それが寂しい。
読了日:5月28日 著者:岡崎琢磨
英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)英国一家、ますます日本を食べる (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)感想
続巻と言うこともあり、安定して楽しめた。 日本人であっても日本食について知らないことが多いことを思い知らされた。著者は日本びいきだけど、ときおり見せる英国人らしいセンスでの日本批評がいい。
読了日:5月27日 著者:マイケル・ブース
ダブル・ジョーカー (角川文庫)ダブル・ジョーカー (角川文庫)感想
D機関シリーズ2作目。結城中佐を始めD機関の面々はほとんど前面に出てこないけど、登場人物達が意識しないうちにD機関の思うとおりに物語が進んでいく。まさにD機関の面目躍如って感じ。
読了日:5月26日 著者:柳広司
異国のおじさんを伴う (文春文庫 も 20-7)異国のおじさんを伴う (文春文庫 も 20-7)感想
作者にとっては習作という位置づけなんだけど、レベルが高い作品が揃っている。作風も広く、森絵都のファンとしては楽しめた。ただ、表題作だけは、春樹や小川洋子の世界観に近く、少し違和感があった。『検察側の証人』を観ていないので、ラストが気になってしょうがない。
読了日:5月22日 著者:森絵都
死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ (光文社新書)死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ (光文社新書)感想
検死制度の充実を訴える著者の主張は十分に伝わってくるし、理解もできる。ただ、それだけのリソースを用意する力が今の政府や自治体にあるかと言えば、それは疑問だ。
読了日:5月21日 著者:岩瀬博太郎
捏造の科学者 STAP細胞事件捏造の科学者 STAP細胞事件感想
著者ははっきり書いていないけど、米国の山師と目立ちたがりの女性がこの事件を引っ張ったんだろうな。それに引き摺られて何人もの優秀な科学者の研究者人生が断たれたのはすごく残念だと思う。
読了日:5月20日 著者:須田桃子
謎の独立国家ソマリランド謎の独立国家ソマリランド感想
初めての著者、全く興味のない題材、500ページを越える厚さと障害だらけなのに、全く気にせず、いやのめり込むように読んでしまった。さらにソマリアに踏み込む続編があるので、さっそく読んでみようと思う。
読了日:5月15日 著者:高野秀行
工学部ヒラノ教授工学部ヒラノ教授感想
著者の人生をモデルにしたと思う教授人生を駆け抜けたけど、続編はどうなるんだろう。気になるから、そのうち読んでみると思う。
読了日:5月12日 著者:今野浩
昭和陸軍全史 2 日中戦争 (講談社現代新書)昭和陸軍全史 2 日中戦争 (講談社現代新書)感想
知ってはいるけど、満州事変での石原の行動が、日中戦争で不拡大論の制約になったことは大きな皮肉だと思う。そう考えると、石原の最終戦総論は面白いけどやっぱりファンタジーだと思える。
読了日:5月11日 著者:川田稔
有頂天家族有頂天家族感想
続編が発売されたタイミングで図書館から借りて読んでみた。狸の下鴨を巡る物語はまさに森見ワールドなんだけど、その世界に没頭するまでかなり時間を要したのが残念(__;)
読了日:5月7日 著者:森見登美彦

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