2005年9月14日のロッキー、その3

totsuru2006-03-23

ピースケに追いつめられるロッキー。
ロッキーくん、この家は自分の縄張りなんだから、もっと堂々としなさいよ。


この写真のロッキーって、心なし情けない顔をしているよね。どうも、自分が弱い立場になるとこの表情になるみたいなんだ。でも、うちの家族といるときは王子様扱いされているから、こんな顔をすることは滅多にない。

統帥権と帝国陸海軍の時代 (平凡社新書)

旧日本軍の歴史を統帥権に焦点を当てて記述した本だ。明治の創設期から第二次世界大戦終戦による解体までの旧日本軍の通史をコンパクトにまとめてあり、新書としては良い部類に入るんじゃないかな。


ぼくとしても統帥権確立時期の事情や同時期の他国の統帥のあり方の比較などの知識が得ることができ、読んで損はなかった。この著者とは意見の異なるところもあるが、どの作品も豊富な資料を引用してくれているから助かるな。


この本を読んだらあらためて、明治以降の日本に対して、少なくとも戦前の日本に対して一番大きな影響を与えたのは山県有朋なんだよなという思いが強くなった。

統帥権と帝国陸海軍の時代 (平凡社新書)

統帥権と帝国陸海軍の時代 (平凡社新書)