新書790反骨の知将 (平凡社新書)

評価は★★★☆(満点は★★★★★)
昭和期の日本軍関係の本は100冊は読んでいるけど、小沼治夫は知らなかった。経歴を見ると参謀本部にいたので陸軍の中枢にはいたんだけど、軍部や政局を動かすほどの影響はなかったからだろう。
戦史研究での卓見と実戦の場での指揮との違いが興味深い。単純に当てはめるつもりはないけど、今の会社社会と似ている気がする。企画部門にいたときは理想を追求できたけど、営業現場に出たら目の前の契約を取ることを第一に考えるようになるとか。

新書790反骨の知将 (平凡社新書)

新書790反骨の知将 (平凡社新書)