国立大学は法人化後に特許の出願数が急増したものの、特許料収入には結びついていないことが、文部科学省が22日に発表した産学連携の実態調査で分かった。しかも特許料収入全体の8割以上が、赤崎勇・名古屋大名誉教授が約18年前に取得した青色発光ダイオード関連の特許によるものだった。文科省は「社会のニーズを知り、実際に役立つ特許を出して欲しい」と注文している。

大学が特許を出願することの意義は認めるけど、その内容は企業が手を出さないような研究領域の技術を重視すべきじゃないの。これまで日本の大学は特許を重視していなかったから、重要な研究成果が特許になっていなかったことが問題だったと思う。
マーケティングは企業の方が得意なんだから、社会のニーズに基づいた技術なんて企業に任せておけばいいんだよ。大学とか他の研究機関などは、企業とは違う視点から考えた発明を出願して欲しい。


このニュースに限らないけど、一般の人は特許イコール画期的な発明と思っているみたいだね。ぼくは仕事がらかなりの特許を見てきたけど、すばらしい技術の発明なんて片手で数える程度しか見たことがない。ソフトウェアの特許の内容なんて2chよりと言えるぐらいのレベルでしかない。
今、日本では官も民間も知的財産を重視して特許出願を増やそうとしているけど、数だけ増やしても内容が伴っていないから知的財産立国なんて夢のまた夢の話だよね。