ロッキー、朝のモノローグ

夕べも寒いからママと一緒に眠ったんだ。
あ、パパがトイレに行くみたいだからぼくも起きようかな。
パパ、おなかがすいたから何かちょうだい。
パパが猫草を持ってきてくれた、ぼくはこれが好きだからうれしいな。一緒にリビングに行って、食べようね。でも、ぼくは草を食べるのはあまり上手じゃないから、すぐ散らかしちゃうんだ。ちゃんと、片付けてね。
パパ、やっぱり草だけじゃ足りないからフードも食べさせてよ。
子猫用のツナ缶を開けてくれるんだ、でも、カツオかササミの方が好きなんだ。あ、カツオも出してくれるの、うれしいな。
え、どうしてあっちに持っていくの、意地悪だな。あ〜、カリカリをのせてる。カリカリがない方がカツオを食べ易いのに。
パパ、ご飯を食べたから遊ぼうよ。え〜、上に行っちゃうんだ。オモチャじゃ遊ばないの。
ねー、どうしてパパは寝ちゃうの。しょうがないからカーテンでも登ろうかな。
パパが呼んでる。ほめてくれているのかな。ようし、そこのタンスの上からパパのところに降りていこう。ダイブって気持ちがいいな。もう一回やろうかな。
ふぁー、眠くなってきちゃった。パパの布団に来いって言ってるけど、ぼくはママの方が好きなんだ。
zzz
パパ、目覚ましが鳴っているよ。起きる時間だよ。


こうして、ぼくの寝不足の日は続く。