ゲーム理論の愉しみ方 得するための生き残り戦術
心理学や生物学の専門家に寄るゲーム理論の本ということで偏った内容になるかと心配していたけど、全然そういうことはなかった。それどころか、前書きにあるように本当に数式を使わずにゲーム理論をきちんと説明しており、読んでいて感心した。この本は、ちょっと厚いけど、ゲーム理論の入門にはうってつけじゃないかな。
特に、6章の動物世界の事例や7章の人間がゲームの理論に従わない事例などは、著者の専門が上手く生かされていた。
次は、ゲーム理論と経済との関係について書いた本を読んでみようかな。
- 作者: D・B・バラシュ,桃井緑美子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/12/10
- メディア: 単行本
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