Software Estimation: Demystifying the Black Art (Developer Best Practices)
CodeCompleteのSteve McConnellが書いたソフトウェアの見積もりに関する本だ。
去年ProjectManagementの教育を受けたんだけど、そのときプロジェクトには不確定要素がつきものだと習った。したがって、プロジェクト(=ソフトウェア)の見積もりは、確定しないのはしょうがないんだろうな。
この本はそのことを前提にしたうえで、ソフトウェアの見積もりを扱っている。
内容的には、下記のことに興味を持って読み終えた。
- ソフトウェア開発における見積もりの意義
- 本質的に不確定要素のある見積もりの精度を上げるための方法。結局、見積もり精度を上げるためには、過去からのデータの蓄積があることが望ましい。
- 見積もりはレンジを伴うけど、ステークホルダーは確定的なコミットメントを求めている。そのための折り合い*1をつけることが大切だ。
本書は、まだ日本語版が出ていないけど、Steve McConnellの英語は素直でわかりやすいから*2日本語訳が待てない*3人は原書に挑戦してもいいんじゃないかな。
![Software Estimation: Demystifying the Black Art (Developer Best Practices) Software Estimation: Demystifying the Black Art (Developer Best Practices)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41a99Mr3xfL._SL160_.jpg)
Software Estimation: Demystifying the Black Art (Developer Best Practices)
- 作者: Steve McConnell
- 出版社/メーカー: Microsoft Press
- 発売日: 2006/02/22
- メディア: ペーパーバック
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