東京帝大叡古教授

評価は★★★(満点は★★★★★)
ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』のような蘊蓄系ミステリーをイメージしていたんで、ちょっと肩透かしを食らった。それでも、日露戦争の講和問題を題材に、虚実を織り交ぜた物語は楽しめた。ネタバレになるから伏せるけど、藤太があの人物とは思いもしなかった。七博士と共に史実を調べてから、物語を振り返ってみたい。作品の評価的に、読み返すには時間がもったいない感じ。

東京帝大叡古教授

東京帝大叡古教授