ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集

評価は★★★★(満点は★★★★★)
村上春樹旅行記は、1冊の本で一つの土地での滞在をじっくり描くことが多いので、短編のような短い旅行記は珍しい気がする。どこの話も読んでいると本当にその場所が魅力的に見えてくるところが、春樹の旅行記のいいところだ。その中でも行くとしたら、トスカーナだな。塩野七生が書くイタリアとは違った視点が違うけど、本質的な魅力は変わらないと気づいた。