昭和史講義: 最新研究で見る戦争への道 (ちくま新書 1136)

評価は★★★☆(満点は★★★★★)
最新の研究成果というので期待は大きかったが、それほど目新しい「事実」はなかった。石原完爾がクーデター側のシンパだったことぐらいか。でも、研究に裏打ちされた通説の重みを感じた。それに比べると、いわゆる「論客」たちが唱える新事実は、自分の主張に都合のいい文献だけを取り上げる、薄ぺっらいものであることを再認識した。