日本の近代とは何であったか――問題史的考察 (岩波新書)

評価は★★★★(満点は★★★★★)
文章が難しい。まるで大学入試の時に勉強した現代文の論説文のようだ。特に、序章のバジェットの論考に苦戦した。
でも、政党政治・資本主義・植民地帝国という西欧近代概念がいかに日本にもたらされたかという点がバジェットを切り口にするとすっきり理解できることにびっくり。また、天皇制にも新しい見方を提供してくれた。難しくても最後まで読み続けてよかった。
補助的な扱いだけど、資本論は名著であることを再認識した。