入門!論理学 (中公新書)

論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)を読んでからすっかりファンになってしまった野矢茂樹の新刊。
論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)が論理学の実践的なことを扱っていたのに対し、この本は新書の読者層を対象に数式を用いることなく論理学の基本を説明している。
一般に使われていることばから始まり、命題論理と述語論理の公理系まで導入に現代論理学の入り口までわかりやすく解説している。いつもながらの軽妙なスタイルなんだけど、ちょっと文体が柔らかすぎる気もするんだけど。
ぼく自身、プログラミング言語を勉強して述語論理とか様相論理なんか知ったつもりになっていたけど、ちゃんとした説明を読んだのは初めてだった。


後書きの中で、この本と論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)の立ち位置の違いが書かれていたのは、儲けものだったかな。積ん読が一段落したら、論理トレーニング (哲学教科書シリーズ)を読み返したい。いつになることやら...

入門!論理学 (中公新書)

入門!論理学 (中公新書)