検証 戦争責任〈1〉
読売新聞に連載していたときから気になっていた。でも、記事として読むには分量がありすぎるから、単行本になるのを待っていた。
昭和期の戦争*1を日本人自らが検証するきっかけになればという意図は、非常にいいことだと思う。右も左も東京裁判にとらわれ過ぎていて、戦前の日本を全否定するか、あるいはその立場に反論するかという議論が多いような気がする。
それに、戦争責任といえば開戦の責任ばかりに焦点が当たっている。それだけじゃなくて、どうして戦争を途中でやめられなかったのか*2とか、あれほどひどく負けたのはどうしてということ考えるのも大切だと思う。
二分冊になっているけど、それでも個々の項目の記述が薄いような気がする。
まあ、15年近くにわたった戦争について書くんだからし方がないかな。
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