第12回みたけ山トレイルラン

ほぼ完全燃焼したつくばから2週間。
まだ精神的、肉体的にまだ回復途上なんだけど、レースに参加する。


例によって、3時過ぎに起きて、かなり早い朝ごはんを食べる。
ちょっとくつろいで、5時前に家を出る。
チャリンコで分倍河原に行き、南武線青梅線の始発と乗り継いで、御嶽に移動する。
6時半に到着したんだけど、寒い。
天気はいいんだけど、さすが山の麓って感じ。
40分ほど待って、路線バスに乗り、レース会場であるケーブルカー駅まで移動する。


と言うわけで、今日のレースは回みたけ山トレイルラン。
来年から本格的にトレイルレースに参加するんで、まあその足馴らし気分でやってきた。


半袖Tシャツ+アームカバー+手袋という完全防寒体勢でのぞんだんだけど、つくばよりかなり寒い。
我慢するしかないか・・・


9時半になり、約1000名が一斉にスタートする。
いきなり、巨峰の一番急なところ以上の登りから始まる。
舗装路なんだけど、人混みと勾配のため、3割程度しか走れない。


登り切ってケーブルカー駅に着くと、少しは走れるようになる。
が、しばらく進むと御嶽神社の階段がやってきた。ここを通過するのってゴール前だけじゃなかったのね(^_^;


神社を抜けると、普通の山道になる。
ようやくトレイルランらしくなってきた。
しばらく走ると大塚山の山頂に到着する。なんとか序盤が終わったって感じ。
ここから、ロックガーデンまでの下りは気持ちよく走れる。


ロックガーデンはその名の通り、川沿いの岩場が続く。
滑りやすいんで、歩きとゆっくりした走りを併用して進んでいく。
この辺りは綾広の滝など見所はいっぱいあるんだけど、景色を楽しむ余裕は無い。


ロックガーデンを抜けると登り斜面がやってきた。
ここは雪が溶けて固まっており、このレース最大の難関だと思う。
登りなのが救いなんだけど、本当によく滑る。
ぼくも5回ぐらいバランスをくずし、転びそうになる。
登っていると、ランのレースなのになんでこんな事をしているんだろうと考えてしまう。
来年はもういいやって気分になってきた。


雪の斜面を登り切ると、すっかり雪が消えて、乾いたトレランコースがやってきた。
それまでのイヤな気分が吹っ飛び、気分よく走り出す。
しばらく走ると鍋割山の山頂に到着する。
これからは下り基調になるんで、楽できそう(^_^;


確かに下りがやってきたけど、かなり急勾配の下りだった。
足元が不安だけど、レースだから飛ばしたい気持ちもあるし、転んで怪我をするのを避けたい気もする。
ちょっとしたジレンマ。
悩んだけど、慎重に下ることにした。


下りきったら、「ラスト」と言う応援の声援があった。
え、まだ2/3ぐらいだと思うんだけどなあ。
また少し行くと「残り1.5キロ」という声が聞こえてきた。
ふーん、もうレースも終盤なんだね。
なんか、距離感覚をなくしちゃったみたい(__;)
それでも、ゴールが近づくと元気になる。
おまけにフラットな道になったんで、今までのうっぷんを晴らすかのように飛ばしてみた。


でも、1キロも行かないうちに登りになり、ペースダウン。
途中で、先にゴールした人から「残り2分ぐらい」との声がかかる。
スパートと行きたいけど、登りだし、目標としているレースでもないんで、気分があがらず、ダラダラと走る。


で、ゴール前に最後の難関、御嶽神社の階段がやってくる。
レース前のシミュレーションでは、ここはダッシュで駆け上がるはずだったけど、当然早足程度のペースアップしかできない。
そのままゴールして、タイムは1時間50分ほど。
初レースなんで、このタイムがいいのか、悪いのか良く分からない(^_^;


ゴール地点で完走賞のTシャツを受け取り、ぼちぼち歩いて荷物受け取りの民宿へ移動する。
ここでは着替えだけではなく、お風呂に入ることができる。
のんびり湯船に浸かっていると、雪の斜面がいい思い出となってきた(^_^;


お風呂をあがった後は、さすがに歩いて下山する気にはなれず、ケーブルカーに乗る。
ゼッケンを見せるとただになるんだね。
こういうちょっとしたサービスがうれしかったりする。


ちょっとだけ来年も参加してもいいかなって気がしてきた(^_^;