2016-08-31から1日間の記事一覧

鍵のない夢を見る (文春文庫)

評価は★★★☆(満点は★★★★★) 直木賞受賞の短編集。どの話も短編らしい切れ味があるところは、さすが。ただ、個人的には、著者の作品ならじっくり描く長編の方が好きかな。個々の作品では、ミステリーとしては「逃亡者」と「殺人」がいい。テーマの社会性から…

あきない世傳金と銀〈2〉早瀬篇 (ハルキ文庫)

評価は★★★☆(満点は★★★★★) 徳兵衛と幸は上手くいかないと予想していたけど、この展開にはびっくり。次のお相手は惣次ですか。最終的には智蔵と結ばれると思うから、惣次にも不幸が待っているんだろうか。 スピーディに話が進んでいくんで、意外に早く完結す…

元老―近代日本の真の指導者たち (中公新書)

評価は★★★(満点は★★★★★) 元老やそれに近い有力政治家を軸に明治から昭和初期までの政治史を俯瞰できる内容であった。元老についての理解が深まったのはもちろんだけど、元老になれなかった大隈重信や原敬が重要な位置にいたことを知ることができた。原敬暗…

キャプテンサンダーボルト

評価は★★★★(満点は★★★★★) 伊坂幸太郎はちょっと合わず、阿部和重は初読みと心配していたら、その通り、初読時は冒頭で挫折。1年ほど寝かせて再読したら、すっと物語世界に入れたからびっくり。その後もどっぷりストーリーに浸れた。最後はハッピーエンド過…

真実の檻

評価は★★★★(満点は★★★★★) プロローグで赤嶺事件が冤罪であることは分かるけど、なぜ否定し続けるのか、そして真相は、と最後まで気になってしょうがなかった。痴漢冤罪事件の真相が明らかになるシーンなど途中でのどんでん返しもあり、驚きの連続で読み通…

ヒトリコ

評価は★★★(満点は★★★★★) いじめの話で躊躇したけど、それほど陰湿ではなく、イヤな雰囲気を感じずに読み進めることができた。冬季が戻ってきて前向きに終わったけど、そうじゃなかったらヒトリコのままだったんだろうか。ヒトリコ作者: 額賀澪出版社/メー…

トレッドミル@府中.コナミ

道マラの筋肉痛は残っているけど、トレーニング再開の意味を込めてトレッドミルで走る。 10.5K/hでアップする。12.1/hから入り、14.0hまで上げて29分ほど走る。ラスト1分は16.0K/hのスプリント。 短い距離なら回復しているみたい。ハセツネまでに20キロペー…

今日のココくん

ココ、なんかうれしそうでし ふふふ、ここに登れるのはボクだけだねきっと あらっ、あたちも登れますよ ココくん、自慢していないで降りてきなよ